Diversity2016’s blog

~精神障がい者としての転職への向き合い方~

「精神疾患を持つもの同士のカップル」

ネットで、精神疾患のあるもの同士のカップルが増えているという記事を見つけました。一人で精一杯なのに、よく恋愛なんてできるもんだなぁと思う反面、羨ましくも思う。病んでいると人に依存しやすいそうで、その分もしかすると、惚れやすいというか、そういうところはあるかもしれないですよね。

 

とはいえ、私の病状がピークのときは、人と目を合わせるのも難しかったし、人と話すなんてもっての外だったから、精神疾患を持つもの同士のカップルが増えているなんて話は、「私うつなんです~」なんて言いながら、週末遊びに行けるような連中限定な気がしないでもないのが正直なところ…。いやこれは、まったくの僻みですが…。

 

といっている私ですが、私も病気になる前~回復期には彼女がいました。私が病気になったとはいえ、ゴクゴク普通のカップルで、お世辞にも美人なんて言えなかったけど私にとってみればとてもいい彼女でした。

 

こうやってかいていると、病気を気に私がフラれて…という話の流れになりそうなところですが、実際彼女は病気になった私に対して、病気になる前と変わらず接してくれました。にもかかわらず、私の妄想癖はひどくなっていく一方で…。統合失調症は、幻覚や妄想という症状が特徴的な精神疾患で、私の場合、とくにまわりに話している人がいないのに誰かの声が聞こえてくる「幻聴」がひどく、彼女と一緒にいるときでもその声が聞こえてくるようになりました。優しく接してくれる彼女に対して「なんで○○なの」「あなたなんかとは別れたいわ」「あなたなんかと出会わなければよかった」という幻聴が聞こえるのです。

 

当時の私には、それが幻聴だと理解できないのです。「病気が治るまで付き合っていきますから」。と母に話をしてくれたこともあったそうです。病気伊なる前は、結婚も真剣に考えていた相手でした。

 

彼女は、ずっと私を支え続け、病状がよくなりはじめるまで一緒にいてくれましたが、就職活動がままならず、年齢を重ねていく彼女をみて、別れを決意しました。あの頃はもう二度と就職活動なんてできないと思っていましたからね。

 

今もたまに連絡がきます。幸せになって欲しいなと思う反面、彼氏ができていないという報告を聞いてほっとする自分もいます。

 

もし、もしも、就職で来たら、また彼女に会いに行けたらなんて都合のいいことを考えている訳で。でもそうなった時にはもういい旦那さんと子供がいるかもしれませんが…。

 

何だか今日のブログは長くなってしまいましたね。でも就職で来たらその時は…会いに行けるのかなぁ……。でもその時は、電話でもいいから、彼女に一番に報告したいですよ。見皆さんにも、就職の報告ができるよう頑張ります。