1年前と変わったこと
私がまだ障害と分かる前、孤独すぎて自分がどうにかなりそうでよく自分の気持ちを紙に書き写していました。
誰にも理解されない孤独感、毎日何時間も聞こえる自分の声との闘い、常に感じる気配への恐怖。色んな黒い気持ちが入り混じった心をうつした紙には、前向きで明るい事なんて何一つ書いていません。
ノートが20冊、恐いでしょう?びっしり文字で黒くなっているページがノート20冊ですよ。恐くて気持ち悪いの他に言葉がないでしょう(笑)
本当にこれが1年前の自分だったのだろうか…。病気を受け止めた今はだいぶ自分の扱い方が理解できた。結局は自分自身との闘いなんですよ、この病気は。
他の誰のせいでもない、いつも聞こえる自分の声との闘い。抑えられない感情に身を任せてしまうと、正直人を殺めかねない。
だって感情がピークに達すると、お酒も飲んでいないのに記憶がすっぽりなくなっているんですから。唯一覚えているのがピークに達する前、人も世の中も全てなくなってしまえばいいんだという気持ちだけです。
こうして自分の知らない恐ろしい自分が顔を出して、周りを傷つけてしまうんです。
そんな自分を出さないように、出さないために何をするのか、今はだいぶ分かってきましたよ。
一人で私は戦っている訳ではないと知ったのは、療養してからです。
家族の支えなしではやってこれませんでした。今こうして転職しようと頑張れてこれているのも、恩返しをしたいと強く思っていられるからです。親が生きているうちにまともになって、笑顔で残りの人生を送ってほしいと思っているからです。
まだ、母にはこんな事恥ずかしくて言えないですが心の中では思っています。伝わっていますかね…きっと。
言葉を話せるだけで十分です。美味しい物を美味しいと感じれるこの身体を持って幸せです。愛する人を映すこの目の他に何もいりません。
あえて今の心を紙に書くならこんな感じでしょうか。
昔の自分に今を見せてあげたいです。あんな恐ろしくて寂しくて色んな想いと葛藤していたのかと思うと、本当に人は変われるんだと思います。
ただ、今こうして落ち着いていますがこの病気は100%完治という事はありません。残念ですが…だから障害手帳が発行されるのです。
いつまた私が発狂したり、暴れたり、鬱になったりするか分かりません。ただこうして客観的に見れるようになったことは大きな一歩です。いや、強力な武器でもあります。
病気が発症した時に、自分に失望しないようにするためにもこうして日々思った事をネットや紙を通じて残していきたいと思います。
また長くなってしまったので今日はこの辺で。